【雑記】ひとのきらいな自分をすきでいてほしい

紙にしようと思って途中まで手を付けるけど結局「えいやっ」てなるからたぶん無理。ここにあるために生じたものをよそへ移すってどゆことだ?もしどなたかうまいことやってくれるんなら今ならお金あるのでやってほしい(成金他力本願)。

ここに生じさせたものを自分の手でよそへうつすことができない。そうしてまた眠るんですね。

眠ると言えばUSBホットアイマスク本日使用1回目だけどすごい便利で安いし抵抗なければ試して欲しい。例年ならこの時期使い捨てホットアイマスク買ってたんだけどぶっちゃなくてもあれ高くね?高いよ。ですがUSBホットアイマスクだとあらべんり。捨てなくていいしタイマーも温度も調整できるってほんと便利である。私はこれを好きである。目や歯や命に直結するものは大切にしたい。目は直結せんやろってそれはあかんやつ。めっちゃ直結する。

あでも最近パソコンもキーボード打たずに音声入力がメインになってきたし、このキーボードぱちぱちしてアウトプットてのもやがて時代遅れにな……いや、ならないな。書いてて途中で考えが翻った。音声入力のデメリットは音声がないと入力できんてことであって、バスの中や聞かれたくない場所では無理だもんね。どっちかが選ばれるんじゃなくてどっちもが生き残るんだろうなー。文明。

かと思いきや「え、これがですかあ〜?うへ〜?」て驚くべきものが消えたりもする気がする。貨幣や家族制度など。もう消えかかってる部分あるが、変容か。消えるというより変容な。

自分の中身もそうだよ。ずっと前に書いたもの読んで「今ぜったいこれ無理」ってあるし、ついたりはなれたりもあるし、なのでずっと見てもらえているのは奇跡でそれはつまり画面の前のあなたを指す言葉であった。ここにおいては。

好きなものは好きって言っておくといいんだよね。本当に。つくづく思う。それって、好きなものが手の届かないとこに行ってしまう可能性だけを言ってるんじゃなくて、自分がそれを好きじゃなくなる日も遠くないって危機管理意識をだな。短いんだよ。好きなものを好きでいられるって、すごい才能でさ、でも気づかない。べつに意識してやってることじゃないし努力とかじゃなくて、気づいたら好きだったもん。てか考えたこともないでしょう。知らないでしょう。尊いって。気づくのあとからだよ。なんでもあとから分かることなの。そのために少しでも悔いなく、ってのも順序がおかしいし優先順位もおかしいんだけど、でもやっぱり「あの時ああしてればなあ」ってのは少ないほうがいいに決まっている。

出し惜しみはやめよう。STOP出し惜しみ。

やりたいことやって自分を好きな自分でいたほうが絶対にいい。他人があなたのこと嫌っても他人って一生一緒じゃないじゃん。ずっと四六時中いやでも一緒にいなくちゃならない相手って自分自身じゃん。じゃあ自分が嫌がることとかすんなって話じゃん。他人様は私の人生の責任とれるんですかー?でもそれそのまま実行したらまた他人がなんか言うじゃん。おめーの人生じゃねーして思ってもただのつよがりで結局傷ついてしまうこともあるじゃん。で、傷ついたことに対して凹むじゃん。口先ばっかのチキン野郎かよってなるじゃん。だとしてもだ。自分がこうしたいって言ってとった行動なら絶対それが正しいに決まってるしもうほんと他人なんて無責任で無意味。何が無意味って誰しも自分の都合がいいことをしか言わないって点で無意味。じゃあ「うるせー」でいい。理由?しらん。反論?めんどい。なんでてめーを納得させるために反論に時間割かないといけねーんだ?あばよ。でOK。結論である。ただし「うるせー」言うのは心の中で、な……(小心者からのアドバイス)☆いやだってそうでしょ、こいつ戦いたくて反論してきたなよっしゃーって輩もいるだろうしいないだろうし、ひとりよがりなくらいでちょうどいいんだよ。身勝手だーひとりよがりだーって指摘する輩ってなんなんだ?自分もそうなりたい。でもなれないって主張してるようにしか見えないのできっとそうなんだろう。なればいいよ。合う合わないは実践で確かめるといいよ。みんな自分の寝やすい姿勢で寝ようよ。他人の寝相に口出しをするな。

6+

No.580

弱くなりたい
弱いあの子がうらやましい
ぼくの体は頑丈で
心臓はダイヤモンドだ

来るべき大戦に備えて
筐体を発明したんだそうだ
それが残るためのからだ
それが残るためのいのち

かわいそうって
言葉は少しはくすぐったい
でも何も残してくれない
残れるだけで充分でしょって言う

組み込まれた発育は操作可能
指先はディスプレイばかり滑って
ありあまる富も時間も
あなたが蔑ろにするせいで伝わらない

弱いあの子がうらやましい
握ると赤くなって
潰すと白が飛び出て
そんなだからかわいいんだろう

生き物はかわいい
弱いものはかわいい
かわいいとは死ぬものを指す
死なないぼくは羨望ばかりする

死なないものはかわいくない
愛しかたが分からないから
手間暇かけなくても平気で
瓦礫ばかりでも笑顔を見せて

4+

No.579

あんな人になりたいんだ
きみがそう口にするたびに
死んじゃいたいって思った
朝にならない夜を行こう

団地の壁に太陽が反射してる
聞きなれない靴音
聞きなれないことにしたかった
気分まで分かる靴音をたてて

今日も誰かが愛をする
昨日も誰かが愛をした
めくらましで強がりで
寂しくていい加減に

分かり合えないね
この気持ちも考えも
分かり合えたと思った時
ふたりは永遠にふたりなんだね

じゃあひとつがいいな
摩擦がないから
そして何より愛がないから
ひとつでいることはまとも

まともな光を避けて夜を歩く
そのうちに光が分かる
それが何だったか
それが、本当は、何だったかが

それは甘え
それは手段
それは祈り
長い秘密を明かすための、ずるい言い訳

1+

【雑記】ざらざらの秋

秋になると、10ヶ月だけ通った小学校で(なつさん5回小学校変わってる)、放課後、クラスメイトの女子らとどこか公園で遊んでて本当につまらなくてはやく帰りたいなあーって思ってたこととか唐突に思い出す。達観とか意地悪とかそういうのと違って、ほんとうに「みんなほんとうにたのしくてわらってるのかな?だとしたらすごいな」と思っていた。好きな人とか好きな教科とか好きな色とか好きな動物それぞれちがうのに同じことで笑えるのすごい。なんでだろ。奇跡なのかな。私もそれになりたい。なれない。いいな、たのしいと思えたらいいのにな。たのしそうだな、当たり前か、たのしいんだもんな。私つまらない子だな、つまらない顔してんだろうな。まいっか、どうせまたすぐ転校するしー。日が暮れるの遅いな。早く暗くなって「じゃ、かえろっか」ってだれか言い出さないかな。家でひとりで絵を描いてる方がずっと、とても楽しくて充実していると感じた。この頃は作文より絵とか書いてる。何気ないことと思っていたけどたぶんギリギリで、かと言ってひやひやするほど切羽詰まってなくて、あー女児だったなー幼女だったんだなーて思う、秋の匂いがすると。たまに。少しだけはみ出すこと、違和感、それも、隠しきれるくらいの違和感を、たいしてとくべつじゃないよって諌めたい。でも大切にしたい、忘れなかった人が今もそうある子どもや、大人も含めてだけど救えてるから。素直にそう思える。だからって万事解決ハッピーてわけでもないけど。帰り道にある家で、撫でてくれる通行人を待っていた雑種犬のザラザラした舌触りだけがあたたかく優しかった。

4+

No.578

露呈したい
吐き出したい
曝け出したい
隠さず言いたい

ほら、無理だった。
そうでしょう?

無力だと知らしめたい
救えないと叩きつけたい
降りてはこられないよ
ロープがないんだもの

あなたはやがて戻る人
帰り道を確かめられる人
迷った時にいま迷子だとわかる人
つまりかなしいほどに真っ当な人

手のひらに出したい
膨張した挙句張り裂けた
心臓みたいな果実
真贋は確かめようもない

すくすくと伸びやかに
歌声のようにありたかった
あなたには容易いでしょう
生きて、転んで、それでも幸せだったと笑って。

眩しすぎたんだ
もったいないと思ってしまったんだ
誰がぼくに教えたんだろう
こんな感情なんて寄越したんだろう

ほら、無理だった。
そうでしょう?

到底抱えきれないんだ。

2+

No.577

ぐわんと鳴った
頭の中が
あるいは視界が
簡単に倒れた

人はかんたん
かんたんに、つくられる
かんたんに、こわされる
生き死には非常にかんたん

神さまを信じる人が怖かった
なにを言っているんだろう
なにを見ているんだろう
いないのに、そんなもの、いないのに。

好きを殺すのはべつの好き
あなたが思いを遂げたために
あの子はひとりで泣いたんだ
ないよ、美しくない、わけがないよ

叫びも衰えくぐもっていく
まともでいたいと思ったがために
あなたは気づいてはいけなかったのに
備えてはいけないものを手に入れたんだ

白いつま先がぼくの前で止まる

だいじょうぶ、
きみもいつかわたしたちみたいになれるよ。

きれいな表情で教えてくれる
ああ、出会った、また、信仰、だ。
それを優しさだと感じてしまった
もう生きる理由はないって確定する。

1+

No.576

時間をかけて死んでいく
笑ったり泣いたり
体調を崩したり
そして持ち直したりしてさ

まぶたの向こうにきらめく
目を開けている時より暖かい
止まった時間はぼくの
永遠にぼくだけのもの

いつか並んで見た映画
こっそりハサミで切り刻んだ
あのシーンがちらついている
繋ぎ止めようとする

得体の知れない
知ろうとしない
罪のあるもの
分かり合えなかった罰で

溶け合うのは簡単
なので肌がつくられた
ずっと昔の胎内で
葛藤のための輪郭が

そして生まれた
まろやかな薬品の匂い
脱脂綿の陰から見る空
赤でも青でもない、あれが本当の空。

1+

No.575

どうしよう、気づいてしまった
僕はもうあなたのことあまり、
好きじゃない。

この気持ちを誰に伝えたらいいんだろう
泣きたくなった夜があって、
今までだったら、
あなたが話を聞いて聞いてくれた。

だけど今度は無理だよな、
さすがにこれは言えないよな、
言っちゃいけない。だよな、

桜吹雪の中で見たあなたがあんまり綺麗だったから
恋に落ちたと錯覚していたのかもしれない
本当は恋が僕たちを落としただけ、
なんてことはないのかな

このまま交わることもない、それで平気
一人はひとりのまま生きていく
耐えられないで二人を落としたんだ

あなたのことを好きって、
言えなくなくなってしまった僕は別人みたいだ
これまでは落とされた自分のことを別人みたいだと思っていたのに

変わってしまった
目に映る水面も星空も
変わらないあなたばかりを残して
青春が終わっても世界は変わってばかりいる

あなたを忘れそうな僕は、
簡単に消されちゃいそう、今にも、
それだけが怖いな
手をつないでなんて言えないのにな
もう一度なんて、言えないのにな。

4+

No.574

赤い糸なんかじゃない
指先から伸びたのは
誰にも言えない秘密ばかり
ぼくたちを繋ぐ唯一

断ち切ることは出来ない
刃物の使い方を探すうち
余計に絡まったんだ
どちらかが意図してるのかも

そして目を覚ます
湯気が光を包んでいて
はちみつの匂いにくすぐられる
正解を掴み損ねて目を覚ます

きみとぼくはそれぞれの制服を着る
それぞれの帽子をかぶって
それぞれの武器を持つ
出口だけは同じ毎朝、さよならも言わない

刺し合うフォークも
したたる赤い血も
皿の上だけで起こる出来事
空っぽだけをこの部屋に残して

2+

No.573

深夜のバス停
冷たい手を握ってる
この命が終わる時
瞬間を逃さないでいられればな

生きるって何かと物騒だね
髪に残る光跡がぼやけていく
ただそれを見ている
知らない言語を判読するように

何本かやり過ごした
ふと時計を見そうになって
袖口を引っ張った
あなたの頬は赤くならない

他人が網のように二人を追い込む
しかし目をくぐって逃げ出せる
先のことなんか考えないで
百年後に後悔するのかも

ぼくたちは考える
何をか教え合うことはしないくせに
考えてるってことを隠したりしない
そのせいで会話は少ない

殺すというのも一つの手だよな
間違った考えは優しくて
まるで正しい
たったひとつ浮かぶ灯のよう

もしどちらかが口にしたって
どちらにも正すことはできないだろう
こんなに途方に暮れているんだもの
こんなにも純粋であるんだもの

砕かれても星になったりしない
雪になって毎年降ることもない
埋め尽くすことも覆うこともできない
何よりそしてもう会えない

溶け合いたかった
最高の思い出も全部
何本目かのバスが二人の前を通過する
あなたはとつぜん気づいて顔を上げる

もう見えていないんだ、私たちって

手を握ると握り返してくる
とっくに物事を終えていた
安堵のため息をもらして空を仰ぐ
知らない星座ばっかりだってあなたが笑う

2+