No.587

みんながさがしてる
クラスメイトは川の底
正直者が俯いて
夕陽がただれる
犯人を差し出せないまま

証言は透明な泡になって
どこかへふわふわ浮上する
ここが下だと教える
ここも下なんだと
どこかにとって、だれかにとって。

夢の中で聴こえる音楽
お土産にはできないの
だからあなたは知らないまんま
知らないまんまで生きていかなきゃ
死なないまんまで笑わなきゃ

恋だの愛だの押し付けあって
涙じゃ仮面は剥がせなくて
語れることは幼年時代ばかり
今も未来も秘密だらけで
スパークする、星とかけらが

知らないふり
尊いふり
つよがり、分かっているはず
ぼくたちってかけら
もともとひとつの残骸だよね

2+

【雑記】ポカルための分離

人通りの多い場所へ行くときは交流しないことを想定して行くので急に話しかけられるとコミュ症炸裂するの巻。逆説的に聞こえるかも知れないけど、人が苦手な人ほど人がたくさんいる場所へ行くといいんですよね、交流しなくて良いから。たぶん、相対的に。極端な話、2人だったら話さなきゃいけない気がするけど100人だったら紛れる感ある。でもそんな思惑でいると不意に話しかけられて結局ですか?!みたいなアレ。気さくな人ってほんとすごいなー。見ず知らずの人に雑談話しかけられるってほんと高レベル過ぎて、何歳になってもできる気がしないし、まあ無理はしないつもりなんで、そういう人になる予定も努力もしないけどただすごいなーと感心したという話。できればそっとしといてほしい(本音)。それだけ。痩せたい痩せたいと思いながら昼飯がバームクーヘンとコーヒー(砂糖とミルクは基本)ってどうなんだ?ぜんぜん本気じゃないの伝わって来るし一回分離して自分を自分でポカポカしたい。ダメじゃん。ぜんぜんダメじゃん!つって。そして気が済んだからふたたび一体に戻る。てことができたら便利だよね。モヤっとしてたらそのまま撲殺するかも知れんけど。

4+

No.586

安全な距離を保とうと努力して
互いの平温を忘れる
熱が上がっても気づけなくて
他の人にとられてしまう

ありがとうって
この部屋だけで呟いた
壁に染み込ませて踵を返す
何をしたって新しい住人は真っさらだ

終わりを迎えに行くふり
一歩ずつ踏み出した
向かい風が支えてくれる
前のめりに逃亡する僕を

意味がないの
みんな気づいてる
埋めたくて言葉を吐いて
ぺたんこのぼろぼろになって

だから大きく息を吸えるんだ
吐き出して空っぽだから
まったく新しくはなくても
そう見える人に拾われるだろう

繰り返されるどうでもいい奇跡を
くだらないと笑える日々を
被害者ぶるかさぶたにキスを
明日にはもう逆転する夢であっても

2+

No.585

星の割れる音がして
キラキラが目からこぼれた
まあいいかを積み重ねて
もういいかになっていく

ぼくたちきれいだったね
きれいなままいられなかった
突然消えて見損ねる
顔を上げなかったばっかりに

一人の夜を正しく歩こうとする
怯えているから間違える
美化するために否定する
まちがいだって言うのは逃げだ

今朝も一人で歩き出す
まだ暗いうちに
濃紺の緞帳に満月のカフス
はずす指を知っているよ

世界の終わりを疑似体験
終わりの次に来る始まり
再生する橙色に求めるもの
まだ大丈夫って言える自分に出会いたくて

3+

No.584

いつか好きだった
きみをぼくが好きだった
青と赤だけを使って
いくつも図形を切り抜いた

ぼくたちの隠れ家だよ
ほかに許されたのは
ぬるい風と野良猫
ミルクの匂いに月の光

眠りに落ちる前は甘い
これで最後かも
次はないかも
って、想像すんだ

そしたらほらね痛くない
悲しくもなくて
闇がきれいだなって
光がなくて優しいなって

どんどん忘れていくんだろう
波が浜辺を寝かしつける
夢のようだね
長くないよね

いつか好きだった
きみをぼくだけが好きだった
もう一度恋に落ちたら
運命くらい信じてあげる

つないだ手に血が走る
ナイフだって持つのに
文字だって書くのに
いつも誰にも伝わらないのに

4+

No.583

銃を捨てたスナイパー
毎晩いろんな月が落ちてきて
何を許せないかを知った
何を許さないでいるのかを

透明のティーカップ
採取された指紋だけ浮かぶ
もう来ない春に触れた蝶と
行き先がどこであってもいい

幸せでありますように
たまにでいい
ほんの少し思い出して
あの子はどうなったろうと

選んだ人と喧嘩をして
道に迷った時にでも
ぼくを思い出して自嘲して
つかえた棘を飲みくだしながら

今に教える
ぼくのまちがいは
一度も間違えなかったこと
怖がるばかりで踏み出さなかったこと

明日教える
あなたが輝かないはずがない
名前をもらって瞬いていいよ
その光が次の祈りをちゃんと救うよ

4+

No.582

積まれたがらくた
砕かれてどきどきする
あれはいつかのぼくだ
あるいは明日のぼくかもしれない

悪い想像ばかりするんだ
失望したくなくて
負けたくなくて
まだ誰か信じていたくて

結果を考えていないふうで
都合よく解釈してたんだ
これから新しいね
新しくて監視しやすい命だね

神さま、そんなもの役に立たない
体温計のほうがどれほど正確で
嘘が下手なぼくを守ってくれたことか
このまま死ぬのもありだよって

もう足止めされたくない
自分勝手に予測した結末で
手遅れになるのは嫌だ
あなたが笑えない世界は嫌だ

願わない人になりたかった
だけどなれなかった
それが答えだ
分かってたのにってあなたが笑う

生きていたんだ
息をしていたんだ
すみれ色に満ちた水槽
種の起源を呪いながら

あなたにとっては実験の過程
これで何か明らかになるのなら
また生まれてきてもいい?
また息をしてみても、いい?

3+

No.581

幼いきみの
背丈ほどある花畑
好き?って
ずるい質問だ

はいも
いいえも
答えたくない
好きかそうでないか

そんな生き物じゃない
そんな名前じゃない

ぼくにはかつて
名前がたくさんあった
ひとつなくしても
平気でいられるよう

迷子にならないよう
決まりなんてないでしょ
夢見るくらい自由でしょ
星に手が届きそう

月のない夜に恋人はずるい
質問されたぼくは答えない
あなたがひとりになるように
あなたがひとりでいられるように

確かめなくていいくらいの無防備
ふたりを包めるくらいのブランケット
星に手が届くくらいの孤独
角砂糖をほろほろ溶かすぼくらの永遠

3+

【雑記】ひとのきらいな自分をすきでいてほしい

紙にしようと思って途中まで手を付けるけど結局「えいやっ」てなるからたぶん無理。ここにあるために生じたものをよそへ移すってどゆことだ?もしどなたかうまいことやってくれるんなら今ならお金あるのでやってほしい(成金他力本願)。

ここに生じさせたものを自分の手でよそへうつすことができない。そうしてまた眠るんですね。

眠ると言えばUSBホットアイマスク本日使用1回目だけどすごい便利で安いし抵抗なければ試して欲しい。例年ならこの時期使い捨てホットアイマスク買ってたんだけどぶっちゃなくてもあれ高くね?高いよ。ですがUSBホットアイマスクだとあらべんり。捨てなくていいしタイマーも温度も調整できるってほんと便利である。私はこれを好きである。目や歯や命に直結するものは大切にしたい。目は直結せんやろってそれはあかんやつ。めっちゃ直結する。

あでも最近パソコンもキーボード打たずに音声入力がメインになってきたし、このキーボードぱちぱちしてアウトプットてのもやがて時代遅れにな……いや、ならないな。書いてて途中で考えが翻った。音声入力のデメリットは音声がないと入力できんてことであって、バスの中や聞かれたくない場所では無理だもんね。どっちかが選ばれるんじゃなくてどっちもが生き残るんだろうなー。文明。

かと思いきや「え、これがですかあ〜?うへ〜?」て驚くべきものが消えたりもする気がする。貨幣や家族制度など。もう消えかかってる部分あるが、変容か。消えるというより変容な。

自分の中身もそうだよ。ずっと前に書いたもの読んで「今ぜったいこれ無理」ってあるし、ついたりはなれたりもあるし、なのでずっと見てもらえているのは奇跡でそれはつまり画面の前のあなたを指す言葉であった。ここにおいては。

好きなものは好きって言っておくといいんだよね。本当に。つくづく思う。それって、好きなものが手の届かないとこに行ってしまう可能性だけを言ってるんじゃなくて、自分がそれを好きじゃなくなる日も遠くないって危機管理意識をだな。短いんだよ。好きなものを好きでいられるって、すごい才能でさ、でも気づかない。べつに意識してやってることじゃないし努力とかじゃなくて、気づいたら好きだったもん。てか考えたこともないでしょう。知らないでしょう。尊いって。気づくのあとからだよ。なんでもあとから分かることなの。そのために少しでも悔いなく、ってのも順序がおかしいし優先順位もおかしいんだけど、でもやっぱり「あの時ああしてればなあ」ってのは少ないほうがいいに決まっている。

出し惜しみはやめよう。STOP出し惜しみ。

やりたいことやって自分を好きな自分でいたほうが絶対にいい。他人があなたのこと嫌っても他人って一生一緒じゃないじゃん。ずっと四六時中いやでも一緒にいなくちゃならない相手って自分自身じゃん。じゃあ自分が嫌がることとかすんなって話じゃん。他人様は私の人生の責任とれるんですかー?でもそれそのまま実行したらまた他人がなんか言うじゃん。おめーの人生じゃねーして思ってもただのつよがりで結局傷ついてしまうこともあるじゃん。で、傷ついたことに対して凹むじゃん。口先ばっかのチキン野郎かよってなるじゃん。だとしてもだ。自分がこうしたいって言ってとった行動なら絶対それが正しいに決まってるしもうほんと他人なんて無責任で無意味。何が無意味って誰しも自分の都合がいいことをしか言わないって点で無意味。じゃあ「うるせー」でいい。理由?しらん。反論?めんどい。なんでてめーを納得させるために反論に時間割かないといけねーんだ?あばよ。でOK。結論である。ただし「うるせー」言うのは心の中で、な……(小心者からのアドバイス)☆いやだってそうでしょ、こいつ戦いたくて反論してきたなよっしゃーって輩もいるだろうしいないだろうし、ひとりよがりなくらいでちょうどいいんだよ。身勝手だーひとりよがりだーって指摘する輩ってなんなんだ?自分もそうなりたい。でもなれないって主張してるようにしか見えないのできっとそうなんだろう。なればいいよ。合う合わないは実践で確かめるといいよ。みんな自分の寝やすい姿勢で寝ようよ。他人の寝相に口出しをするな。

6+

No.580

弱くなりたい
弱いあの子がうらやましい
ぼくの体は頑丈で
心臓はダイヤモンドだ

来るべき大戦に備えて
筐体を発明したんだそうだ
それが残るためのからだ
それが残るためのいのち

かわいそうって
言葉は少しはくすぐったい
でも何も残してくれない
残れるだけで充分でしょって言う

組み込まれた発育は操作可能
指先はディスプレイばかり滑って
ありあまる富も時間も
あなたが蔑ろにするせいで伝わらない

弱いあの子がうらやましい
握ると赤くなって
潰すと白が飛び出て
そんなだからかわいいんだろう

生き物はかわいい
弱いものはかわいい
かわいいとは死ぬものを指す
死なないぼくは羨望ばかりする

死なないものはかわいくない
愛しかたが分からないから
手間暇かけなくても平気で
瓦礫ばかりでも笑顔を見せて

4+
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