No.877

期待してる。崩壊と構築。終わりまで立ってた方が勝ちだよ。そんな世界線で、肉体と視界が乖離してる。当たり前のこと。共通認識?それはそもそも何であるか。仮面を剥がしてしまいたくなる。剥がして剥がして剥がして、だけど最後に出てくるのは空洞で。ぼくには素顔と呼べる素顔がないんだ。ありのままのぼくなんてどこにもいないんだ。相対的に息をしていた。きみが上ならぼくは下。きみが右ならぼくは左。噛みあって、擦りあって、時には双子になって、恋人になって、友達になって、今さら新しい出会いなんて、かったるいから、オールインワンの存在になって。きみが終わったらぼくも終わるよ。簡単でしょう?美しいでしょう?誰かのついた嘘だけが本当に聞こえるんだ。