新着記事 No.877 期待してる。崩壊と構築。終わりまで立ってた方が勝ちだよ。そんな世界線で、肉体と視界が乖離してる。当たり前のこと。共通認識?それはそもそも何であるか。仮面を剥がし ...続きを読む No.876 きみが好きだったものを初めて読んだ。知ったふりをしていた、きみが好きだったものの中にぼくが位置していたこと、今となっては奇跡みたいに思うよ。十七なんてほんと遠い ...続きを読む No.875 おまえかわいそう。ぼくなんかに好かれてる。取り柄がないんだ。なにひとつ。あげられないんだ。命だけは別として。朝か夜かわからなくなったら電話して。それだけでいい。 ...続きを読む No.874 上手に歩こうとした できないって落ちてくんの ぼくわかってた ぼくはわかっていたよ 簡単な予想 歩くための足じゃなくて 蹴るための足だから きみは一度 一度きり ...続きを読む No.873 懐かしいね 語られなかった物語 ヒビの入った瓶越しに 歪んだ初恋を見ていた 正視する勇気がなくて 言葉はだけど素直で 傷つけても血は流れなかったね やり直そうと ...続きを読む No.872 違うものになろうとした きみという僕は何度も失敗をした 違うことはわかるのに 自分が何だか分からなかった すれ違う人に 運命を感じたくて靴を買った 時間だけが過 ...続きを読む No.871 ずっと昔に欲しかった蛍光ペンの オレンジはこんな色だ 夕焼けが欲しい、と言えずに こんな色のペン、と言った臆病者だった 始まりがあれば 終わるもんだと思ってた ...続きを読む No.870 使いきれなかった生を もう一度まわしていく 嘘だって言われても その言葉に圧力はないから 自由には色があって きみの目と同じだった だから離せなかった だから何 ...続きを読む No.869 こんなもの大切にしてどうなるんだ 大切なものを辞書に探すような奴だ 光るものを疑って暗闇に引きずり込むような奴だ きみの幸せを願えなくて一緒に落ちろと言って 受 ...続きを読む No.868 今日も世界の美しさを誰とも眺めなかった 他の贅沢を知らなくて他人の情事に首を突っ込む お金はあるだけいいけれど言葉は控えめに悪どい 勇気を、もらっていたんだ 無 ...続きを読む No.867 呪いも祈りに変わる 光をまとえば 遠くから聞こえる叫び声も 安眠を助けてくれる旋律 時間が流れて 月が昇る いつか同じように見ていたね 名前は覚えていないけど ...続きを読む No.866 薄い膜の向こう 名前を覚えていると 悟られてはいけない 初めてのように挨拶をした 産まれたんだものね 死んだんだものね やり直しではないんだ 新しい命になったん ...続きを読む No.865 傷をえぐれば許される もう充分だと擁護してもらう 足りないと悲惨なまま ぼくたちは居場所を失う 顔のない犯人 姿のない不特定多数 ぼくだってそうだ ぼくたちだっ ...続きを読む No.864 毛布の中で聞くラジオから だれかの遺言が流れてくる ここが世界ならいいのに ここがすべてならいいのに 許される理由が見つからないから 息をひそめて 光に向かうこ ...続きを読む No.863 僕たちは一度きりだ 実感できないことを語るとき うそつき、と空から言葉が降ってくる お利口に聞こえないふりができる 今年は一度きり 今日は一度きり いまこの瞬間 ...続きを読む 今年は、 69個の詩を書いたようです。読んでくれてありがとう。良いお年を! ...続きを読む No.862 私は光がなくても生きられる 嘘でしょうと思うでしょう 逆なの、光があると生きられないの 謎謎のように感じるのは定着した証ね あなたこの世界を正だととらえることに ...続きを読む No.861 手を伸ばした という事実が欲しいだけ そういう触りかただね 誰も悲しませない 揺さぶられない感情は 何のため、とあなたに問うよ 答えられないあなたの目を見て な ...続きを読む No.860 百年に一度の出来事を 奇跡と呼んでいいのか迷う 口にしていいのか 君に伝えていいのか 二つ並んだ小さな星は この距離じゃないと分からないんだ ぼくのぼくのぼくの ...続きを読む No.859 ずっと守っていた 守られているのは自分だと 認められずに血を流した 綺麗な赤ほど生臭いな (目と鼻のどちらかが嘘をついた) 僕の祖先が誑かしたんだ 愛をお告げよ ...続きを読む WEB拍手 0 0