No.867

呪いも祈りに変わる
光をまとえば
遠くから聞こえる叫び声も
安眠を助けてくれる旋律

時間が流れて
月が昇る
いつか同じように見ていたね
名前は覚えていないけど

思い出すために忘れるの
出会うために別れるの
つなぐために手離すの
慈しむために突き放した

ずっとあるもののようで
いつまでも続くことのようで
永遠なんか要らないと
あなたは有限の中でいつまでも笑った