No.579

あんな人になりたいんだ
きみがそう口にするたびに
死んじゃいたいって思った
朝にならない夜を行こう

団地の壁に太陽が反射してる
聞きなれない靴音
聞きなれないことにしたかった
気分まで分かる靴音をたてて

今日も誰かが愛をする
昨日も誰かが愛をした
めくらましで強がりで
寂しくていい加減に

分かり合えないね
この気持ちも考えも
分かり合えたと思った時
ふたりは永遠にふたりなんだね

じゃあひとつがいいな
摩擦がないから
そして何より愛がないから
ひとつでいることはまとも

まともな光を避けて夜を歩く
そのうちに光が分かる
それが何だったか
それが、本当は、何だったかが

それは甘え
それは手段
それは祈り
長い秘密を明かすための、ずるい言い訳

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