見張りのない窓を抜け出し
夜に虹を刻みに行った
まだ色彩を覚えているうちに
どこかに残しておきたくて
坂を転がるオレンジ
沈む夕陽に帰って行った
いとしの内出血
まだここにいるメッセージ
足りないものはない
そう気づいた
欲しいものはない
それが分かった
砕かれた氷に春を詰め
とどかない一日を飲み込む
まだ夢見心地だ
こんなにも指先はかじんで
見張りのない窓を抜け出し
夜に虹を刻みに行った
まだ色彩を覚えているうちに
どこかに残しておきたくて
坂を転がるオレンジ
沈む夕陽に帰って行った
いとしの内出血
まだここにいるメッセージ
足りないものはない
そう気づいた
欲しいものはない
それが分かった
砕かれた氷に春を詰め
とどかない一日を飲み込む
まだ夢見心地だ
こんなにも指先はかじんで