no.292

君が迷子になって
困るのは僕

行き場をなくして
途方にくれるのは

あてもない旅を恐れるのは
道なき道に怖気づくのは

遠くなった時間が
また間近で驚かされる

もう終わったと思っていた
もう始まらないと思っていたのに

シンメトリーとループ
似通った光景に何度も遭遇

いつからだったか
君はもう僕を見ないね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です