no.26

あなたが
意味したものがわからなくて
ぼくはまだ
波止場から動けないでいる

約束をしたんだ
思い出せないくらい昔に
忘れられないくらい優しい
優しい約束をしたんだ

そのために致死量未満の血が流れ
そのために発狂未満の負荷がかかり
もういいじゃないかと何人もに言われた
愛を騙った礫を幾つもくぐってきた

破られていないことは確かだ
灯台からあかりが漏れている
あれは誰にも奪えなかった
あの日の青空が放つに違いない

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