no.250

心のどっかで馬鹿にしてたとこあるよ、絶対。でもそれって実は自分を侵食して来るかも知れないものへの拒絶反応だったり焦らしだったりするので、馬鹿にする反面、ちょっと期待して待ってみてもいいかも知れない。なんなら待つだけじゃなくて一歩でも良いから自分から歩み寄って迎えに行ってもいいかも知れない。そしたらそれはあっけに取られて「お、おう」みたいな反応が期待できるかも知れなくて楽しく優位に立てるかも知れない。僕達私達は未来をコントロールすることはできない。それも含めてまだ実存し得ないものだから。あたりまえに来ると思ってる明日はその確率と同じくらいもしかすると来ないかも知れなくて、明後日もあると思ってる世界、会えると思ってる人、それらも同じ。全部未来のものだから。僕達私達、なんて無数の「都合のいい」期待のもとで生きてるんだろう?じゅうぶんに前向きで呆れるくらい楽観的だから安心して昼寝ぐらい取るといいのだ。おやすみなんか要らない。もう目覚めないかも知れないと心の片隅で思いながらあなただけの思い出で作られた夏の夢を見てください。神様にだって会えるよ。そしたら冗談めかして笑い話にでもしてください。そんなこんなを死ぬまで繰り返すだけです。生きること。