no.238

迷宮に住まう怪物の愛よりも
その醜さが深く刻まれていたとは
ほとほと理解ができない
いや、したくない
君はそんなに正しいことを望むか?
そんなにそれは魅力的なことだろうか?
すべては物語を構成するための
いじらしい誇張と虚栄であって
それがなくてはどんな仮定も
一瞬だって生きないのだとしても?
たまには誰かの下手な作りものを
好きになる努力くらいしてみることだ
どこへも声が届かないと嘆く前に
誰にもわかってもらえないと嘯く前に

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