no.215

詩を書く人間はそれしかないからそこでそれを書いているのだから当人が面白いことを言ったり例えば美しい何かができたりするわけはないだろう?そこが最小単位なのだからもはやそれ以上の解釈はできないし意図なんて後付けに過ぎないに決まっているだろう。何を言っているんだ。創作する人は現実に体現できないことの代償として(場合によってはそちらを現実の体現と呼ぶかも知れないが)創作をするのだ。だからときどき幸せに満ち足りることは悪とまでは言わなくても怖いのだ。病気と言うなら病気でない人間などいないよ、僕から言わせたらね。誰だって一つのレンズしか持たずに来たのだ。いなくなる時は大抵そのレンズも割れてしまって手離しだ。何が怖い?夢が怖い?子供が怖い?希望?まだ何者でもないってことが?早く名前が欲しかったんだ。そうだろう?名前がついても何者でもなかったんだ。そうだろう?平凡で平和で怖いんです。素直にそう言って手を伸ばせば、きっと誰かは掴んでやるのに。絶対だよ。絶対だ。

SNSでもご購読できます。