no.207

嫌われても嫌いになれないならもう逃げられないってことだよ。好きな気持ちだけは歪ませずに抱いていこうなんて綺麗事言うななんて綺麗事、間に受けてないでそのまま生きていけばいい。この鼓動が嫌いだからって心臓取り替えたりしないや。僕の気持ちが僕を愛する人や愛すべきものと違う部屋にあったって守る必要なんかない。僕にとっての呪いになるかも知れない誰かの願いや祈りに掻き消されることのない星の光みたいなものなんだから。忘れないでいるだけ。望んだ瞬間鮮やかに、このてのひらが生み出せる恒星。潰されたら潰されただけ鮮やかに。僕じゃなければ拒むほどサイケデリックに、いつだって輝きを放てる。どこでだって。