【雑記】ざっきにっき

吃音症の男の子がラップを披露する動画をYouTubeで見た。おれをコンビニで笑った奴より幸せになってやる、みたいなの。とても良くて誰かに伝えたいかもしれないと思った。でも「とてもいい」と思った自分は何様だよと思うと、それを無邪気に「いいね!」していいものかどうかも分からなくなった。十代から変わってないのである、なんにも。「いいね」を言ってる自分、いいね!みたいな傲慢(自意識過剰)が耐えられなくなり、もしそれを「いいよ」と伝えた相手にも悟られたらどうしようと思う。しかし実質誰かが傷つくものでも無くそもそもすべて思い過ごし、おめでとう。一人でうろうろしているだけなんだ。いいと思ったらいいと言えばいいんだろう?知ってるそれくらい本に書いてあるからさ!でも立ち止まってしまうんだ私はそういうところがずっとあって、めんどくさいと思うこともあるがこれがない自分もあまりイメージできなくて、そもそもなぜ関連動画にラップが?ヒプマイはいいね。少し目を離したすきに増えてた。私はいつも何かを好きで、好きなものが無くならないよう繋いで生きていないとフッと「あれ、もういっか」みたいに!なりそう。「もういっか」は強い。とても強いワードである。何を言われても何を感じても「もういっか」は打ち消してしまう。私はふと恐ろしくなり5,000円分の本を買った。紀伊国屋書店で。そしたらビニール袋が有料になったもので「紙袋にお入れしましょうか?」ときた。本を、取手のない紙袋に入れる。これはなにげに人生初である。取手、持ち手というのか?持ち手のある紙袋ならあるけども!カサカサする紙袋をレジ前でバックに詰めながら、客と店員との対面時間、全国的に長くなっただろうなと思う。サッカー台がもとからあるようなスーパーならいいよ?でもそうじゃない店って少なくないだろう?袋いりますか?いりません。で、会計が終わった後のレジ前つめつめタイムな。あれは!あせあせ(ここでつめつめしてすいません)みたいな微妙な空気!これはキャッシュレス決済時代に抵抗する対面時間の創出か?神の?と思うなど。知らん。しかしなぜあの店員氏は紙袋を申し出たのか?それは「少しでもお客さんのためになりたい」という思いからである。「ビニール袋、有料になったんで。ちーっす」では素っ気なさすぎる。素っ気なさからは何も生まれない。だが彼は「紙袋なら…紙袋で良ければ、まだ…あなたのお役に立てます!」と伝えたかったのだろうか?いやたぶん何も考えてない。もしくは店長の差し金。いかん、騙されるところであった。そして私の買った4冊の本のテーマが、生物・お金・お金・伊坂幸太郎というもので、なんなんだよと。それから美味しいパンを買って帰った。めでたしめでたし。