no.171

終わりのないカレンダーをどこまでもめくって自分のいない街を思うよ。可愛いぶった音楽と新しめなファッション。間違いはそのまんまでみんな死ぬんだね。鳥がいたんならその場所は濁るよ。煙がたてば火だってつくれるよ。きみがいつまでもノーを言わないから世界はつけあがってまた明日を始めんだ。声が出ないなら首を横に振らなきゃ。目も合わせられないなら瞬きくらいはやめてみせなきゃ。つめたいものに触れていると自分の温かいことがわかるし、あたたかいものに包まれると自分の冷たいことがもっとよく分かる。そういうこと。そういうところなんだ。きみに足りない、ぼくの知ろうとしない、決定打の本質は。知ってた?目を凝らすと結晶って見えるんだ。その規則性と言ったらぼくらふたりの不安定を打ち壊して足跡を隠す雪になるほど。自分以外優れたものばかりに見えるなら、大嫌いだって叫んだっていいんだ。それくらいでもう何も壊れたりはしないから。

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