no.168

何の変哲も無い一日なんてものがどこかにあるんだろうか。僕は自分を裏切ってでも君の世界を壊したく無い。たくさんの色と風。親切に噤むと冷たいんだねと微笑する。新しかったものが古くなることに耐えられる?出会ったものが去って行くことに?誰かの位置に取って代わることに、何もなかったところへ未知のものが繁殖することに、踏み台やきっかけを忘れて行くことに、それは時のせいだねと諭されることに、いくつ耐えられる。無理だよ。泣かない君を好きになれない。もう無理だよ。あの頃は死にたかったよって笑う君はもう美しく見えない。花は散ったんだ。君は分解されてその他の命を紡ぐ。

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