no.166

生きていけるの
きみは生きていけるの
赤が冷たく滲んであったかいよ
戻れない場所だけ輝くから何も見えない
存在する光の量は決まっていてきみがそれを奪うから
どんな夜道でも迷いはしない
きみからの逃げ道をみつけだすこと
両手を広げたその一瞬だけ、二人は本当に飛べた気がした