私がここにいること
無くなった手の
理由は香りに消える
逃げずに知ること
名前をつけもしなかった
愛とか
置かれた場所で失うのなら
光とか
神さまって呼ぶ暇もなくて
暗号の形でいつもそばにあった
夢とか希望とか
言葉に置き換えたときに
削ぎ落とされるもの
その責任を取りたくなくて
新しいひとりを選ぶの
何度だって
逃げ切れもしないで
雲より高い場所
感じたなら信じるんだよ
生きていることも
ここにいないことも
何に繋がらなくても
誰も知らなくても
ひとりになりきれはしない
悩んでも拒んでも
誰かにとっての私はどこかへ通ずる
どこへでも行けるのと同じくらいに
私にとってすべてはどこかへ繋がる
いま引きとめないのならもう会えないんだ