no.138

習慣と飢え。あるいは、習慣「もしくは」飢え。答えはきっとそれでしょう。浮かぶままに述べたことがたまには救いにだってなる。人の世界は変えられない。はためくカーテンの裾に隠れて。言って。もう一度何も知らなかった頃に行けるよ。って。胸の前で閉じていた蕾。見るからにやわらかな薄紅色の蕾。言えない言葉は全部そこに押し込んだ。花弁は今にも張り裂けそうだった。拷問みたいに。同じことばかり繰り返していることは分かっている。きみのその顔を見たいだけだよ。

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