no.6

好きなもの同士がつながる
どうしてもそれを祝福できない
やさしくなりたい

雪につけた足跡は春になって洗い流せるね
さらけ出していいのは本心がきれいな場合に限るだろう
目から舌から暗雲が零れだす

ぼくの庭園には霊廟が並ぶ
色とりどりの虫や植物にも隠し切れない
そもそも彼らは無意識なんだ

やさしくなんかならない
なれない
そんなものを願ったり祈ったり
しているあいだは

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