布と壁のあいだから
差し込む光が青くて
逃げるようにまた布をかぶる
世界がこんなに青いわけはない
鳥の声がして「続きだ」と呟く
自分のものじゃない声だ
騒がしい夜は短くて
怠惰なほど緩やかに朝が来る
肌は青色にめっぽう弱く
さらに念入りに深くくるまった
布越しの振動、おはようと降る声
ぼくをダメにする声
半分の、そのまた半分でいいのに
また始まってしまうのか
愛と幸福の暴力
切り落とした昨日はふたりを見捨てる
布と壁のあいだから
差し込む光が青くて
逃げるようにまた布をかぶる
世界がこんなに青いわけはない
鳥の声がして「続きだ」と呟く
自分のものじゃない声だ
騒がしい夜は短くて
怠惰なほど緩やかに朝が来る
肌は青色にめっぽう弱く
さらに念入りに深くくるまった
布越しの振動、おはようと降る声
ぼくをダメにする声
半分の、そのまた半分でいいのに
また始まってしまうのか
愛と幸福の暴力
切り落とした昨日はふたりを見捨てる