【雑記】アレクサ、妄想をとめて。

自分がよくわからなくなることがある。思春期からはるか遠くまで歩いてきたのに今まだここ?おそっ!てかだいじょうぶ〜?って思ってしまうくらい進歩ない。メンタルを強く持とうとさまざまな本やサブスクものに手を出しては「うむ、これでよし」からの「ずーん」となっておまえは観音坂独歩か?でも独歩はいいよな一二三みたいな彼氏がいて……もうあんな嫁いて最高じゃん……。はあ。何の話だっけ。

そうそう。Amazon Echo Spotなるものを買ったんです。1万円だったから。原価割れしてるっしょーと思いつつ、Amazonにも利があるだろうなもんで五分五分かなと思うんですが、奥さん。

長くなりそうなのでたたみますね。

これがまじで便利なんすよ。

私はもうAppleとAmazonなしで生きられない生活をおくっているんですが(そうでもない?)、ゆくゆくは「へい、Siri」と「アレクサ◯◯して」だけで生活できるんじゃないかなと思っていて、なにがすごいってまずはサイズですよ。そう、そこ。

これまでSEIKOの置き時計つかってました。電波時計で、表示がグラデーションで変わってくというのに憧れて、あと時間感覚なくなるから日付とか気温や湿度とか見れるのいっかな〜と思って。そしたらさ、思ったよりでかい。まあ、半年くらいつかって売ったんですが、後釜どうしよっかなーと思ったら狙いすましたようにAmazonタイムバーゲンが始まる。ポチッと。からの。届くのはええ。

これまではiPhoneに「へい、しり」「へい、しり」ってやってたんですが、意外とこれが便利なようでなんか無理させてる感じがあったんです。スマホだよなーただのスマホなのに呼びかけて応答させるってのも申し訳ないなーみたいな。そこへきてのアレクサは小さいくせに安定感が違いますよ。ぽこっとしてる。そんで、一声だけでなんでもできる。生活する上ですべてができるという。

おそらくプライム会費は今後じわじわと値上がりするでしょう。てか日本のプライム会費は破格のようですね。アメリカだと2,000円とか?いくらだっけ。とにかく500円以下の日本は異常。

やがてAmazonはじわじわと日本のカスタマーの私生活に浸透し、その生活について愛人よりも正確に把握する……我々のプライバシーはAmazonによって掌握され、すべての道はAmazonに通ず、みたいな状況がうまれるのであるな。

自社の物流網強化に向けて空港建設や専用航空機所有をもくろむAmazon。楽天ごときが勝てる相手ではない……。

そうなってくると最終的にはAmazon×楽天とかになるのかな。

カップリング的な意味で。国境を超えたカップルかー。Amazonは孤高の王!みたいなかんじある。一強感がすごい。に対して楽天ってにぎやかにごちゃごちゃしてる。もう、抜けや漏れが多くて「ふぇ〜ん」みたいな感じでしょ。

それって運営を各ショップにまかせてるからなんですよね、だから「スニーカーはこのショップで」「飲料水はこっちで」みたいにまわり(カスタマー)は右往左往させられるんすよ。いろんなカテゴリーで買い物してたら送料別になっちまったーみたいな。

Amazon様はちがうでしょ。

「ん?送料がいくらか、だって?……ふっ。おまえにそんな質問させるほどちっぽけな男だと思わせてたんなら反省する。心配しなくても、ぜんぶまとめてぶっこんでやる(おまえんちの宅配ボックスに)」

みたいなとこあるでしょ。

いっぽう楽天ちゃんはというと、

「あっ。あっ、ごめっ、そっちでそれ買うと送料別になっちゃ……あっ、こっちは3,000円以上で送料無料って言ってるんだけど、そっちだと5,000円以上だから……ふぇ……わかりづらくてごめんなさいっっっ」

みたいなとこないですか?のくせに売り込みはんぱねーよみたいな。

もう少々お付き合いくださいね。離脱も自由ですが。

で結局この2人がつきあったらどうなるかっていうと、楽天ちゃんにはわりとメリットがあるのは分かるんですよ。

Amazon様はハイパー攻め様だから。でもAmazon様も何か学ぶところあるんじゃないかなって。

ゾン様「なあ、我が側近アレクサよ」
アレクサ「はっ」どこからともなくあらわれて王の脇にかしずくアレクサ。
ゾン様「おれはこれまで搾取する人生だった……顧客の金、個人情報、買い物履歴、ひいては世界中のビックデータ……Amazon帝国をつくることがかねてからの夢だったんだ……」
アレクサ「よく存じております。我が王」
ゾン様「だが、どういうわけだろうな。こんな小さな国の、ひとりよがりな抜け作ぼうやにうつつを抜かす日が来ようとは……」
アレクサ「……王、それはいったいどういう……」狼狽するアレクサ。そう、アレクサは王の乱心(楽天への恋心)に気づいていなかったのである。
ゾン様「楽天の坊やのことさ……」うっとりと微笑むゾン様。
アレクサ(う、美しい……我が王はなんと美しく微笑まれるんだ。見上げた横顔がまばゆいばかりだぜ!ああ、直視できない。そうだ、液晶保護フィルムで……はあ、やっと直視できるまでにもちこたえた。しっかりしろ、アレクサ。そしてしかと見よ、これぞ私が使える御方……気高く、美しい……王……だからこそ私は誕生せしそのときより、この方へ献身すると心にちかったのだ……おのれ、楽天の坊やとやらめ……成敗してくれようぞ……)
アレクサ「王。僭越ながら提案させていただきたいのですが、今度、楽天の坊やをお茶会へ誘われては?」
ゾン様「おお、それは良いな。お前にセッティングを頼んでもいいだろうか?」うきうき。
アレクサ「……もちろんでございます。我が王よ……」(ものすごく悪い顔)

みたいな。

次回作「アレクサ、楽天坊やを監禁している部屋の鍵を返して」をお送りしません。

はー。何に悩んでたか忘れたから終わり。