青い星座になり永遠へのぼってった。初めて行く場所なのに怖がらないで。群青の下、僕は人間だ、どうしようもなく。一度掴んだものを離すときに強く感じるんだ。昨日と明日がまるで違って見える。きっとうまくいかない、忘れたふりはうまくいかない。手先は器用でも思いは消せない。もしも思いが消えてしまえば、それは僕じゃない。優しくなかったあなたを忘れて、あれは優しい人だったと言い聞かせるようになったら、僕はもう僕じゃない。好きだった。どうしようもなく、好きだった。良いところなんかふたつもない、ひとつしかない。あの目、僕を見る目が好きだった。眼差しを忘れそうになったら、月の隠れた夜空を見上げよう。名前のない星座が瞬くから。手を伸ばしても届かない遠くで。どれだけ距離が離れていても、僕は平気。この光は銀河を貫きここへ来た。項垂れる僕を、嘲笑って、心のどこかに灯ってる。これ以上のわがまま、僕はきっと、死ぬまで知らない。死ぬまで待てない。