No.593

夜が輝く理由を知っている
言えなかったたくさんの秘密
封印された魔法の言葉
叶わなかった初恋のせいで

きみが泣いていたって
ぼくには何もできないように
ぼくがどうなったって
きみには何にもできないだろう

できないよ
だけどそう言って笑ってほしい
ちゃんとわかってほしい
冷たいのでも意地悪なのでもなく

そつなく器用であること
飽きてしまったんだ
味気なくて
正解はないと認めた

御託を並べて朝がくる
連れて行ってもらえなった星が
はらはらとまつ毛に降ってくる
さようならとこんにちは

同じタイミングで言うんだ
きっと会いたかった
そのために別れた
ぼくはきみに会いたかった

夜が捨てた星が降る
ぼくがそれに名前をつける頃
朝陽が誰かを絶望させる
こんな始まりは要らないのにって

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