星の割れる音がして
キラキラが目からこぼれた
まあいいかを積み重ねて
もういいかになっていく
ぼくたちきれいだったね
きれいなままいられなかった
突然消えて見損ねる
顔を上げなかったばっかりに
一人の夜を正しく歩こうとする
怯えているから間違える
美化するために否定する
まちがいだって言うのは逃げだ
今朝も一人で歩き出す
まだ暗いうちに
濃紺の緞帳に満月のカフス
はずす指を知っているよ
世界の終わりを疑似体験
終わりの次に来る始まり
再生する橙色に求めるもの
まだ大丈夫って言える自分に出会いたくて