積まれたがらくた
砕かれてどきどきする
あれはいつかのぼくだ
あるいは明日のぼくかもしれない
悪い想像ばかりするんだ
失望したくなくて
負けたくなくて
まだ誰か信じていたくて
結果を考えていないふうで
都合よく解釈してたんだ
これから新しいね
新しくて監視しやすい命だね
神さま、そんなもの役に立たない
体温計のほうがどれほど正確で
嘘が下手なぼくを守ってくれたことか
このまま死ぬのもありだよって
もう足止めされたくない
自分勝手に予測した結末で
手遅れになるのは嫌だ
あなたが笑えない世界は嫌だ
願わない人になりたかった
だけどなれなかった
それが答えだ
分かってたのにってあなたが笑う
生きていたんだ
息をしていたんだ
すみれ色に満ちた水槽
種の起源を呪いながら
あなたにとっては実験の過程
これで何か明らかになるのなら
また生まれてきてもいい?
また息をしてみても、いい?