なぜぼくを起こしたの
せっかく死んでいたのに
とでも言いたげな寝ぼけ眼
もう一度埋めてしまおうかと思う
それは白くつめたくやわらかで
毎晩すこしずつかじりたくなる手
泣かないでフロイライン、
私としたことを覚えているの?
いいえちがうのマドモアゼル、
あなたを何も思い出せないの。
呼び名だって記憶どおりかわからないの、
間違ったら消えてしまうんじゃないか?
だから呼べないのフロイライン、
ぼくをゆるしてマドモアゼル。
なぜぼくを起こしたの
せっかく死んでいたのに
とでも言いたげな寝ぼけ眼
もう一度埋めてしまおうかと思う
それは白くつめたくやわらかで
毎晩すこしずつかじりたくなる手
泣かないでフロイライン、
私としたことを覚えているの?
いいえちがうのマドモアゼル、
あなたを何も思い出せないの。
呼び名だって記憶どおりかわからないの、
間違ったら消えてしまうんじゃないか?
だから呼べないのフロイライン、
ぼくをゆるしてマドモアゼル。