思ってもみなかった
こんなことに
使っていい、なんて
使う日が、くるなんて
わかるよ、って
だっておんなじだから、って
きみに言えたとき
傷痕の深さは報われる
正体よりも共感が大事で
どんな兵器より確かに
心臓を撃ち抜くだろう
だって殻を剥けば舌より脆い
これからたまに話そう
死ななかった日のこと
まるでべつの一生みたいに
この今に繋がる気配なんて
微塵も感じていなかったけれど
平和って怖いね
駄目にしながら裏切り続けて
いちばん嫌いな顔で嘲笑うんだ
自分勝手に傷つきながら