no.469

優しささえ損なわなければ
なんでも言いくるめられる
わけはなかった
さよならは行ってしまった

これから先どんなに
今日という日を思い出すだろう
だけどあるタイミングでふと
忘れていたことに気づくのかな

ちょうどきみを思い出したように
だって別れは突然やってくる
じわじわとではなくて
そう、とつぜんに、やってくる

受け入れられなかったのは
きみがいなくても平気なぼく
とてもきれいでいられないと思った
望んでいるくせに、嘘くさい、と

ミニチュアの浜辺
青と雲は無関係じゃない
ずっと飛ばされっぱなし
輪郭を淡く見せるパラソル

他愛のないなぞなぞも
覗き込んだつもりの永遠も
ぼくたちの終わりを知っていた
だってさよならは行ってしまった

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