no.451

もっとかんたんでいいのに
永遠を信じているの
ぼくからみたらとても短い
きみたちが夏の昆虫に対して感じるように

何もしないで平気なの
川の底から笑い声をきいていた
生まれる前には知らなかったような
どこまでも透明な笑い声を

ありうるかもな
きっと、そう感じた
永遠だってありうるかも知れない
きみたちの思いに無理はない

夜にみる夢
真昼のまばゆさ
関係のないわけがない
血のようにつながっている

チープな展開
どんな奇跡にも気づくことのない
怖いもの知らず
きみたちは生きていられる