no.422

ずっと好きでいたかったね。好き合いたかったね。自分のものだと思っていた気持ちに、また会うためにわかれるんだったらいいな。きっと今がいちばんつらいんだろうね。ちょうど境目だから。好きだったころと、そうじゃなくなるころと。桜を見るたび思い出すのかな。なんか陳腐だね。呆れるくらい平凡だね。望みどおりなのにちっとも胸は平気じゃないや。スカートってなんだか落ち着かないね。今ならきっと、前を向くだけでだれかが褒めてくれる。グラデーションの一部になりたい。半分溶けて、半分消えたい。男の子。女の子。早くみんな幸せになって。それが無理なら諦めもつくのに。わからないね。いつまでも未来は。だから歩き出せるんだろう。行き着くところで文句のひとつも言ってやる。

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