no.412

瞳はみんな澄んでいる。新しいから上を見る。そこに星以外のお祈りを見つける。山ほどあった思い出は簡単に捨てられる。知らなくて良かったことを数えたら指が少し余ったんだ。きみは数え方を知っている?(そして、それは、正しい?)傷つけ合う時間なんて無いはずだった。それでも僕たちは戦った。贅沢な反抗を実践したくて。そしてそれを伝えたくて。神様が不足して息も吸えない子どもがいるんだ。それは明日のきみであったり、今日の僕であったりする。美しいだけが正解ではないよ。だけど正解は美しいことが多い。そうあってほしい人が望むから。血の色を知る。血の色を知らない人のいることを知る。初恋に禁忌なんてあるんだろうか。答え合わせが怖くてまだ誰も口を開かないね。