no.404

言い切ることをしないで答え合わせから逃げるの。一瞬一瞬で生まれて死ぬんだって、分からないのも無理はないよね。かわいいと思えないこともないんだ。僕は少しずつ無機質になるけど君はそれに合わせなくていい。また百年後に再会できれば。何があっても笑っていようよ。無理した時にいちばん難しい表情だからさ。多くの人は誤解してるんだけど。特に君にとってはそうだよ。つくりものを嫌う人だったから。愛は、ずるいね。それを知らない人を迷わず除け者にするんだ。優しくは、ないね。信じられない人を冷たくするんだ。絶対がないって、例外もありうるって、どうしてそこだけは見逃しちゃったかな。素っ気なくしている暇はないよ。君の命はそれほど長くはない。少なくとも僕にとっては。こわがらずに傷つけていいよ。それだって僕は忘れることができちゃうんだ。降ってくる雪のように有限であり無限。紙でつくった街の夜だけが二人を認めていた。これは、そんな夜だった。朝が来ない終わりだってあるんだ。それを、覚えておいて。いつか君のことを思い出せなくなる僕のことを、君は忘れないでいて。

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