目よりも先に指先がきみを探す
今日は線がにじんでいるから
優しい感触の世界だね
捨てられたたくさんが
あたたかいを覚えて鳴いてる
僕たちは忘れることがない
痛かったことや
もう二度と訪れるなと願った瞬間
あきれるくらいに
そのひとつひとつを鮮明に覚えてる
君は笑いながら言うね
これは呪いだって
すこしだけ嬉しそうに
僕たちが一人で生きていくことを
やめない限りはこれが続くんだって
決定も判断もできない
そうしないことで救われたから
賞賛されたから
それなのに今後は変化を恐れるなと
虫が良すぎる、そうではない?
頂点で発せられる言葉はいつも
今あるものの延長でしかない
だから対極から出てくる言葉がいつも
必要性を持って生き残るんだ
認められて喜ぶなよ
揺れ止むことのないシーソーゲーム
虹の色が何度数えても揃わないんだ
どうして、簡単な答えあわせしたいだけなのに
どうして、今日もけんかになっちゃうのかな
水たまりがつまらない嘘を教えたりはしないさ