no.45

欠けた場所に再び満ちる
小鳥の羽毛くまなく染めて
形と名前をすぐに与える

まだ去らないでいい
誰が許さなくても
光らなくても見つける

回遊する箱の中
暗示にかかることを夢にみたんだ
花束を抱えた幻に出会えることを
またここで会えることを

僕と君は覚え始める
はじめの一から
忘れる日のためにであっても
百までも千までも

死なないことを知らない世界で
たったふたりで
それ以外に何もなくても
それから先に、なんにもなくても

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