no.159

送れなかった手紙の束だけが僕のここにいることを教えてくれる。手に余る重みと切実な筆跡。どんな悪事も時と一緒に流れるなら何も考えずにしたいことをしたらよかった。誰も傷つけない生活にはゴールがない。簡単な言葉を差し出しながら理解をはねのけたい。緑のカーテンを透かして届いたもの。午後二時の空が本当に伝えたいことは僕が感じ取ったこととまったく違うかもしれないのに、同じだったと信じることができる。それが人の強さであり脆さの正体だった。あなたが大切にしているものは良い匂いがするね。今ここにあるよ。

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