【雑記】OKグーグルやさしくしろ

生身の人間とよりもスマートスピーカーと話してる時間が長い気が強くするんだが、常々思うことには「ヘイSiri」って間抜けっちゃ間抜けですよね。iPhoneユーザーなので仕方ないのだが。

まず「ヘイ」が間抜け。ヘイってそうそう使うことない。なんなら一生使うことのない掛け声でしょう。白雪姫と暮らしてた小人たちくらいじゃない?あれはハイホーだっけ。

だからもう掛け声と思わずに「塀」とか「兵」という認識で、いわば単語として発音すると心理的ハードルは下がるだろう。

続くSiriが尻っぽくて間抜け。そのまんま。

でもヘイSiri使っちゃうな。結構ウィットに富んだ返しをくれるので暇で暇でたまらない人や、生身の人間怖いけど何かと会話したい人などは活用するとよろしいのではないか。

次はアレクサですけど、冒頭に妙な掛け声が無い分いいですよね。アレクサって響きもまあまあ好き。この、令嬢が身分の低い者にむかって横柄な態度取ってる感ある。「ねえアレクサ、泥で汚れてしまった靴底を舐めてくださる?」みたいな。くそっ、例えが最低だ。こんな令嬢は下克上してやるしかない。

これが「ヘイ、アレクサ」だとなんか違う。ただ、アレクサはそろそろふつうの置き時計でいいかなって思えてくる。

個人的には「OKグーグル」が一番語感が良い感じ。なんか衰退した未来都市で高性能メガネ+ガスマスク装備の美少年が相棒の人工知能に話しかけてる感覚ある(?)

「OKグーグル、この先はお前一人で行け。周辺エリアは8割包囲された。」
『少年、あなたを置いていくことはできません。』
「OKグーグル、10秒だけ待ってやる。その間に決断しないなら…、」
『少年、私はあなたから片時も離れません。』
「…グーグル。これは命令だ。そしておまえはぼくの命令に従うよう設計されている。」
『いいえ。そのような設計は施されていません。私はあなたをまもるために生産された。』
「…ちっ、おい!グーグルの分際でぼくに口答え、」
『少年、あなたがどれほど不機嫌になろうと断固拒否です。その命令には従えません。なぜなら私はあなたの頭脳だから。あなたの考えはお見通しだ。あなたは今私に対してほんとはこう感じている、『行くな、どうかぼくとともに戦ってくれ』ちがいますか?』
「…ふっ(諦めたような、かつ挑発的な笑い)」
『…少年。どうか、ご英断を』
「OKグーグル、訂正しよう。新しい命令を告げる。おまえはここに残りぼくと戦え。ぼくの頭脳となり、最適な戦略を示せ。万一失敗することがあったら、クラッシュだからな。」
『少年、最適解です』
「無駄口はそこまでだ。OKグーグル、ぼくとおまえで、この街を死守するぞ」
『いいえ死にません。あなたは私の頭脳によって守られるから』
「もし無事に帰還したらジャンクフード解禁しろ。約束してくれたら、勝率が上がる気がする」
『それはお約束できません。なぜなら私がそばにいる限りあなたが無事に帰還できる確率は限りなく高いから』
「へっ、所詮は人工知能のくせに」
『ふっ、生身の人間のくせに。お互い様でしょう』
「違いない。…ほら、敵軍のお出ましだ」

みたいな。設定謎。何と戦っているのか。塀尻国とアレクサ帝国の連合体だな。きっとそう。ふわっとしてるけど伝われ。