もう全部投げ出して助けてって言いたい
雨粒が弾ける地面を裸足で駆け抜ける
見えない最果てを終わりだと信じて
新しい始まりに繋がることは二度と無いと泣いて
おいてきぼりにしてきたものを思い出したくないんだ
僕がどれだけ自分のことばかりか君は知らない
嫌いなものが無いなんて嘘だよそうじゃない
嫌いになるまで踏み込めなかった無関心だ
他のもののためにどうにかなることが
たとえばそれは悲劇だったり喜劇だったりするけど
そんなことが到底理解できそうにもなくて
いつかふたり手を繋いでのぼったお城が
いまは草木に埋もれて見えなくなってること
ひとりで知らなきゃいけなかった
道の先に何もないことが救いだっただけ
やわらかいものを求めて良い理由なんか僕には無い