no.132

たくさんの蜜をとどけて。光なんか夢見させないで。きみが僕をだめにして。早くいちばんになって。それ以外に邪魔させないように。ほだされた眠りの中でつかむもの。残暑にきらめく水道の蛇口。とめどなく溢れる水。液体の中で歪む風景。溶けることのない氷にとじこめられた春。旋風を受けて顔を上げよう。知らない色を確かめに行こう。明けずの夜と呼ばれたルービックキューブ片手に。使い古したランプにまた火を点けて。

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