目隠しをするのは
嘘を隠したいからだって
あなたは言うけど
そう思ってくれているうちは
ときどきなら笑える
見えなくなるとね
光のうつろいを気にしなくて済む
そのぶん耳がよく働くんだ
それで嘘がわかっちゃうんだ
あなたたまに嘘を吐くね
ぼくを安心させたいがための。
ふたりなら足手まといだ、
この先は自分だけが進むところだ。
そんなふうに吐く嘘を、
あなたがぼくに教えたんだ。
『嘘吐きの詩』
目隠しをするのは
嘘を隠したいからだって
あなたは言うけど
そう思ってくれているうちは
ときどきなら笑える
見えなくなるとね
光のうつろいを気にしなくて済む
そのぶん耳がよく働くんだ
それで嘘がわかっちゃうんだ
あなたたまに嘘を吐くね
ぼくを安心させたいがための。
ふたりなら足手まといだ、
この先は自分だけが進むところだ。
そんなふうに吐く嘘を、
あなたがぼくに教えたんだ。
『嘘吐きの詩』