No.499

どうしてあの街
思い出させるんだ
比べることに意味はない
教えてくれたのはあなただろう

瓶詰めの初恋
少しずつ腐り出す
誰も気づいていない
だけどたしかだ

潔白でいてほしい
ぼくのわがままであっても
何も助けられなくても
どうか、変わってほしい

ぼくに出会う前とさよならの後で
あなたの何かが変わってほしい
世界が違って見えてほしい
許されなくても、願うんだけど。