No.485

向日葵の季節に
きみを泣かせるんじゃなかった
蝉が鳴くたび再生されて
思い出さずにいられないから

入道雲が連れて行くようだった
迷わずにいられる人はいない
まっすぐなものはぼくを不安にさせる
だってそのまま生きられるわけ、

(ないじゃないか。)

なにが現実に本当だろう
恋が幻だというのなら?
願いは必ずしも達されない
笑顔をつくることはたやすくても

駆け出しても振り切れない
鼓動が台詞に変わってくる
さよなら太陽
向日葵畑でつかまえた