no.446

白と水色のあいだ
書き残されたメッセージ
ぼくの魔法とひきかえに
きみが幸せでいてください

耳を傾けなくていい
そう覚えておいて
きみを悪くいうやつに
耐えられないなら割ってもいい

捻じ曲げられた花の茎
裁つに裁てない裁ちばさみ
限りある涙は止めようとするのに
だだ漏れの時間を見過ごすのはなぜ?

たとえば夕陽が綺麗だと思えなくなっても
いつまでも痛む傷を抱えるよりはいいな
たとえば朝の怖くない日が来たとしても
どこかで終わりを期待するよりはいいな

小瓶に詰めるものは
星砂と鉱石
面影と活字
正体がわからなくて香りのないもの

迎えに行きたい
迷子のきみがあと少しで境界線をこえるまえに
そして少しずつ取り戻したい
あと一秒でも遅かったらどうしようもなかった

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