no.391

次々と決まっていく
ぼくにはそれが順番に思える
転校初日の朝を思い出す
拾ってくれる人と
捨てられた人の数と
必ずしも同じじゃないって
分かっているのに不平等だ
強くなりたかった
優しい人になるよりも
強くなりたかった
そのために大事なものが
どうにかなっちゃってもいい
きみは弱々しい声で否定するけど
それが何にもならない
どこにいても嵌らない
落下地点は別の星かも
スカートの中は今もお花畑かな
無抵抗なやわらかいものを傷つけるより
運命のリボンを切ったほうがいい
そのほうが、どんなにか良い
誰もが賛成するだろう
ぼくにとってのきみはいつも正しい
憎まれる部分まで含めてだ
だがそれを断言した途端
生まれたての喉から凶器が出て
秘密の結晶なんかを簡単に打ち砕く
それがぼくに残された切り札
使わないで済むなら良かった
知ることもないままなら良かった
求愛に至らなかったえげつない劣等
ぼくは知っている
自分が承認に足るものを備えていないと
きっかけのカードを贅沢な闇に葬るほどに

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