しましまの指で出した手紙
間違いに気づいたけど今さら取り戻せないよ
きみそっくりの人形がマンションから落ちた
一時間後にはパーティで笑ってるんだけど
幸せが訪れた途端
終わりを意識し始める
だから満たされていちゃ不幸なんだ
ずっとぎりぎりでいてくれなきゃ
昔作っておいたアルバムが
今になって首を絞める
赤い糸は紐になって
持ち主に用途を強請る
悲しいと言っていい
寂しいと言っていい
もしそれが嘘でないなら
黙っていると涙がこぼれるのなら
きみに座ってほしい席
夕日がよく当たるほうへ
逃げないことより
生きるほうがもっと大事だよ
できるかどうかは考えない
これからできるようになる
夢みたいだって思う
その場しのぎの台詞だって
じゃあなぜ確かめようとしない
その直感が現実であること
事実で証明すべき
今ここで言い負かせないなら
悪いようにしない
そう言ったって間に受けないで
僕はきみにとって本当の悪党だ
盗聴器のむこうに届く分の愛だけ囁いてる