2017年 9月 の投稿一覧

no.281

いつもどこかは新しくなりたい
何度でも生まれ変わって君に出会いたい

いろんな声で話しかけてみたい
いろんな形の手でさわってみたい
いろんな身長で見たり見られたり
並んで一緒に歩きたい

癖をたしなめられたい
料理をふるまいたい
いつも違った生い立ちで
記憶がなくなったとして
一から始めたい

たまには拒絶も良いかも知れない
たまには殺人者になって襲いたい
たまには医療従事者になって助けたい

ヒーローになって悪魔になって
詐欺師になってペットになって

上司になって子分になって
教師になって教え子になって
いろんな角度で見ていたい

いつか飽きるまで夢中でいたい
嫌われたって嫌うまで
ひとつではないんなら
ひとつにはなれないんなら

4+

no.280

謎謎で、骨と癒着する物質について考えた。でたらめな回答でも出題者が満足すれば正解になるからその遊びは人間関係に似ていると思った。余裕を漂わせながらもやるべきことは真剣に。ひとつでも間違えばドミノが倒れて隠していた絵柄が明らかになる。ルールを二番目に破るくらいなら一番を狙え。結局は美醜の問題なのかなと思うこともあるし、いやいや細工が巧みかどうかだと感じることもある。難しい問題をさらりと解いてみせれば僻まれる。ただしそれによって誰かを救えばありがたがられる。影響力と実力は比例しないことがしばしばある。当てはめようとすれば例外が出てきててんてこ舞いだ。吹っ切れたつもりでも視界の端で何か察知している。本当の意味で投げやりになんかなれない。じゃあ今ここで息を止めろよ。できるものか。命令を待っている。君の崇高な独裁のために尽くしたい。思考の放棄。傲慢な怠惰。それがなければ誰も喜ばせることができないかも知れない。君は呆れたように鼻で笑う。可愛い猫にはなりたくない。今まで飲んだ中で一番不味いな。まるで糞だな。そうやって一瞬だけひどく顔をしかめられる茶葉がまるで一番幸せな存在に見える。判断の正常性に意味なんか求めない。ここまでにかかった時間、わずか三秒。出した答えはありきたりなセラミック。

0

【雑記】かわいいものがあふれるだけ

かわいいものがあふれる季節がやってきましたね🎃
そう、それは…ハロウィン!
かぼちゃのプリン、紫いものタルト、綿あめ味のキャンディー🍭
まず食べ物がいっせいにかわいくなる。
そして、オレンジと紫と黒といった毒々しいカラーリングで街やお店のディスプレイがかわいくなる。
化粧品あまり興味がないので知らないけれどハロウィン限定コスメとか出るのかな?2か月後にクリスマスが控えてるからあんま大々的にはしないのかな?わからないけども。
おどろおどろしくて微かに残酷な香りがするけれどもポップで吸血鬼とかちょうかわいい(?)
アシュユリかー、はまってたなー🕷🕯💉
唐突に思い出す過去の推しカプ。今見たらまた違った視点で楽しめるものがいろいろあるかもしれなくて何がしたいかというと絵文字を使いたいだけなんです💖🎩

ポップ度あがるなー。軽いなー。

脈絡からの解放🎭

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no.279

手足が動かせなくなる
声が出なくなり
明日が減っていく
希望が去っていく

ありあまることの贅沢
過剰であるという才能
高架下にひろがる楽園
口の中に血の味がしたって

ぼくはきみの守りたいものを尊重する
ぼくに対してもそうしろなんて言わない
ただ尊重する
だって簡単に奪ってしまえるものだから

そんなもの、

砂でつくったお城のようだよ
暖炉の前の雪だるま
紅茶に落とされる角砂糖
と、並列

痛いことは怖くない
皮膚が裂けること
治癒に時間のかかることや
どれかの臓器が損傷することも

ぼくには能力があるからだ
きみが一生手に入れられないもの
ぶっちゃけそれがあるせいで
たまには不快感もあるけれど

減っていく明日
訪れない未来
死に向かう肉体
衰える精神

(なあ、きみはこんなことをしている場合なのか?本当に?)

2+

no.278

もしもが起きた時に
ぼくとわからなくても
そんな顔をしなくていい
初めてのように接していい

どこまで行っても途切れることがない
いばらの垣根は幻想を膨脹させる
垣間見える断片を繋ぎ合わせて
どんな夢だって何度だって見た

ガラスペンの先で描かれる創作
ぼくときみはこのまま出会わないだけでなく
終わりのないまま取りこぼされる
なくしたスケッチブックはちゃんと棚の中

何にでもレモンを添えたがる
きみの感性には共感できないけれど
好きなことを貫くきみが好きだよ
それを悪く思う人たちの陰口まで好きだよ

強く認識しているという点では
変わりがないからだ
きみのことを強く認識するものは鮮やかで
おぼろなぼくの世界を賑やかにしてくれる

3+

no.277

崖の上から海を見下ろしている
それは何かの口に見える
消化器官では生き物が生まれる

ここでは消えるものが少なくて
明日の今頃には飽和している
どんな進化を遂げるだろう

共喰いの繰り返されるビーカー

研究結果を活用できなくても君は美しい
残酷なまでに何の記憶もなくて
海岸線をなぞると世界の仕組みがわかる

そこでは連帯が信じられている
そこでは純潔は恥ずべきことだ
そこでは他人の血を舐めることができる
そこでは目を合わせないのが原則だ

懐かしいルール
いびつな規則
どれこれも大切に積み上げられた
僕や私のきまりごと

メーデー、また夜が明けた
変哲のない掟
メーデー、朝陽に異常はない
拘束されないという不自由

1+

no.276

その一族は夕焼けを窃盗する
早く夜を泳ぎたいんだ

集めた夕焼けから血をつくり
次の命に注ぎこむ
それだって大切な役割だ

当番制で週に三回まわってくる
手順は簡単

集めた夕焼けを
おおきなシャーレに薄く伸ばしたら
帰路についていた鳥を救出する
間違って紛れ込んだ生き物を

それからピンセットで雲を取り除く
取り除いた雲は怪我に塗る薬になる

鳥と雲がなくなったことを確かめたら
透明な四角い容器に移し
代々伝わる秘密の言葉を囁きかける

そうすれば色彩の濃度は一気に上がり
新しい血のできあがりだ

夕焼けには
ついに言葉にならなかった思いや
誰にも伝えられず消失した感情が
たくさん溶け込んでいるのだから

ふと寂しくならないわけがないよ
ふと懐かしくならないわけがないよ
君たちの体じゅうを流れているのだから

と、一族の一人が教えてくれた。
(僕の知っている誰かによく似ていた)。

1+

no.275

新しいものはいつも
忘れたと思っていた
ふるい記憶を呼び起こす
僕はまだ何からも
抜け出せていなくて
同じ雨に打たれている
浮かれて買った雨傘が
今の唯一の持ち物
練習を重ねれば
ますます下手に
うまくやろうとすれば
ますますぎこちなく
曇り空の真ん中で笑っている
君の名前をいつも思い出せない
誰も傷つけないなんて無理だよ
信じていないんだよ
そうやって傷つけられたことも忘れる
なりたいものがまだわからない
決定を極端に恐れている
それは他の選択肢の放棄だから
綺麗になりたいと思いながら
一方で蹴落としかたを考えている
まるごと好きだなんて言えない
通りは知った顔ばかり
違和感のないものが見当たらない
早く馴染んで埋もれたい
だけど見つけてもらいたい
潔癖症の支離滅裂
明滅するオレンジ、
何の合図にもなっていない

2+

【雑記】見たいものしか見ていない

迷っている時、何か探し物をしている時。欲しいもの、なりたいこと、本当はもう決まっている。理由と確証さがしをしている。同じことを支持している人の言葉。(よし、大丈夫だ)。賛同を得ている。(うん、やっぱりこれに決めよう)。

後押しが必要なんだ。だから、迷ってる人を後押しできるのは「いいね」「がんばって」「応援してるよ」じゃなくて、「私もそうだったよ」「同じだったから分かるよ」なんだと思う。体験者。実践済み。
だから人のためになるには自分が体感しておかないといけないし、どんな人のどんな悩み事に遭遇するかわからない、誰を助けたくて励ましたくなるか未定、なので自分がコツコツ経験値を貯めたりやってみるべきだけど、失敗や恥ずかしかったことも経験のうちに入るから、そういう話は取っとくといい。誰かにとって親身になれたり、聞いてもらえるアドバイスができるから。

ただ一点問題なのはこういう話をしているとむず痒くなることで、そんなこといちいち考えて動かなくていいという結論に落ち着くこと。

だとしてもやっぱり自分を優先させて動いた結果が誰かにとっての聞きたい話になったりもして、ほんと何が役立つか分からない。そうであるから、何か役立つかもよ。まだ見つけていないだけ。出会っていないだけ。で、あったりする。

あと、「がんばれ」「応援してるよ」って言葉に「いやいや、もう十分頑張ってるから」とか思わないでしょ。その言葉の前には「こんなことしか言えなくて、力になれないけど」って付いてる。言い方次第、状況によるし、というかざっくりその人によるんだろうけど、「がんばれ」を自重する風潮(意外とそんなものはないのかも知れないけど)、かえって違和感を覚えるのは自分だけだろうか。んー、というか「がんばれ」って言われたくないなら何が必要か明らかにしておくと実質的に求めた支援が受けられるかも。それも面倒臭いかままならないなら「ありがとう」って言えばいいんじゃない。まあ、ありがとうって、私は素直にそんな気持ちになれないけど(最後で自論をぶち壊す)。おまえがこの立場になってみろよ簡単に言いやがってよー、くらいには思うかも。最低だ!

1+

no.274

こちらで勝手に夢を見た
あなたは関係がない
僕の感情に
感受性に
気持ちは重ならない
視界は平行線

書きかけの手紙
落ちた雛鳥
新しい美術館
窓辺のケーキ
顔のない白い手
行方が知れない傑作

許されたい
罰されたい
欲望が行き交う
僕を素通りして
器用になれない
なりたくない

本当はそうじゃない
違うと言い張って
まだ変わらないことの
言い訳にしている
一度きりの蛹は
もう夢を見終えたのに

緩やかな坂道
体温みたいなぬるい風
まどろっこしさの贅沢に気づかない
世界はそうであって欲しい
まだ必要だからここにいる
僕もそうであって欲しい

2+