ネタ

思いつきやとりあえず書き留めておきたいこと。

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【ネタ】以心伝心はむり。

もっかい
そんな体力ないよ
体力、関係ない
なくない
ない
使うの、もう、すっげ使うの
なにそれ
煙草?
態度
気に障った?
べっつに。らしくねえなと思いまして?
いんや、んなこたないよ。
んなことあるよ。
花火、
行く行く。
いや、そうじゃなくて。
え?
しに来る?
え?
来る?
ええ?
うち。
えええ?
なにそれ変なこと言った?
いや、まとも。すっげまとも。
来ないの?
行きます。
線香花火でいい?
え、あ、はい。
なんで敬語。
おう。
違和感。
許せ。
むり。
あ、休み時間。
終わるよ。
言わせねー。
あー褒めなきゃよかったー。
なに?
おまえのこと褒めなきゃよかったー。
ええー?
そしたらこんなことなってなかったのにー。
後悔?
今更?
おまえが先に。
うれしいってことだよ。

(夜は先生と花火!)

っていう秘密のカップルなど。

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【らくがき】アサガオが咲いても。

かんたんな人物紹介
「おれ」=ギン。研究者。
「リー」=ギンが小学生の頃から同居してる吸血鬼。

✳︎

徹夜明けの弱い頭でおれなりに考えた。そもそもこういう考えをすること自体おかしいのだが、どうにか振り向かせられないかと考えたのだ。考えは論理的でなく、本心から実現を望んでないのじゃないかとさえ思われた。 いつかのことを考えればおれが有利であることには変わりない。

おれが小さいころから同居している吸血鬼も、

「そんな目で見ないでくれる?おれのこと好きで好きでたまらないって顔してる」。

こんなくだらない暗示にかかることがあるんだろうか?

正直に生きなきゃならないのは、有限であるおれのほうなのに。人間は、たぶん、有限だから終わりを意識して立ち止まったりするんだろう。足踏みしたり、うずくまっては、差し出される手の数をむなしく数えたりするんだろう。競うべきじゃないものを、他人と競ったり、するんだろう。

「む、何か言ったか」。
手元の書物に落とされていた視線が、訝しそうにおれを見る。山形県産佐藤錦かな?って目が。
「なにも」。
「そうか」。
納得したようにふたたび視線を落としたリーが、やがて落ち着かない様子で顔を上げた。
「私いま、何か大切なことを聞き逃した気がする」。
「いや、どうだろ。気のせいじゃないかな」。
「ギン、私をだましているか?」。
「何のためだよ」。
「たとえば私を自分の思い通りにするためなど」。
飛沫が上がる音がして、おれは飲みかけのお酒を噴き出していたことに気づく。飲んでたのかよ。
「いやあ、びっくりした。自分の本心に気づいた時の次くらいにびっくりしたね」。
「何だと?」。
「ちょっとおいで、リー」。
「取って食う気か?」。
「めっそうもない。来い」。
リーは読みかけの本にやたらゆっくりしおりを挟んで、さらにゆっくり閉じたあとでおれのところまで歩いて来た。のろのろ動いているのでこっちから腕を引いて座らせると、ばふっともたれかかった。
「ドキッとした」。
「またまた。そんな心臓ねえくせに」。
指も首もどこもかしこも冷たいんだなあ。
酔い覚まし、とか意味もなく言い訳じみたことを呟きながら、ここで死にたいなあ、とか受け答えに困るようなこともあわせて呟いてみる。困らせて困る相手でもないからあとはこっちのプライドの問題。だけどそれも寝不足と酔いでリミットなしという状態。まぶたを上げるとベランダのプランターが視界に入って来た。
「あっ」。
朝顔が、咲いている。
何かを育ててみたいと言いだしたリーと一緒に、週末ホームセンターで種を買って来たんだった。
なるほど、こんな色だったのか。
「どうしたのだ?」。
でも今教えたら、ほんとうか?とか言って立ち上がって見に行っちゃうんだろうなあ。
容易に想像がつくので、言わない。
「どうもしない」。
「夢でも見たのか」。
「そうかもな」。
「そうかもなとは何事だ。自分のことだろう」。
ごちゃごちゃうるさいなあ、と額をこすりつけているとやがてリーはおとなしくなった。
いま、どんな顔でおれを受け止めてるんだろう。
硬い胸に耳を寄せてみるけど、ずっと前に止まった鼓動はもう聞こえない。
「あっ」。
リーの口から小さくこぼれる。嬉しいと驚きの混ざった声。
さて、どうするか。
…。
…うん。よし。えらい。
あんなに咲くのを楽しみにしていた朝顔に気づいても立ち上がらなかったこいつに今日は、うん、今日という今日こそは、好きなだけ好きなものを飲ませてやろう。

2+

【らくがき】食わず嫌いと性癖

坂の上の雑貨店の窓辺に飾られていたものを「どうしても欲しい」とリーが言うので購入してやったものだった。売り物ではなかったのに。色のついた液体を入れるとかわいいんですよ。オレンジジュースだと、黄昏時みたいになります。アトリエの店主(たぶん)はそう言って、グラスの絵柄のひとつを指さした。その先に小舟が浮いている。「トマトジュースもいいですね。夕暮れをうつす水面を、この船が、すーっとすべるので」。へえ、と言いながらおれは早速べつのことを考えようとして、視界に入ったリーに驚愕する。なんとキラキラした眼差しで見るんだ。まぶしいほどだった。おれは考えようとしていたことを忘れて店主の語りに意識を戻す。

「でも、一番いいのは牛乳ですね」「牛乳?」「夢のようなミルキーウェイ!この船に乗って星空を旅しちゃってください」「あいわかった、旅しちゃう」「素敵だと思います」「まったくだ。早く帰ろう、ギン。旅しちゃいたい」。

何がツボにはまったのかリーは、帰り道もずっと「あいわかった」と言いながらグラスの入った紙袋をぶんぶん回し続けていた。

帰宅後、牛乳をなみなみ注いだグラスを前に、リーの眉間にシワが寄っていた。
おれは笑いを噛み殺して、「きれいなお顔が台無しですよ」。などと皮肉を言う。
「ギン。私、今になって思い出したんだが」。
「うん」。
「牛乳、きらいだった。あんな、大きな生き物が出す乳など」。
「血とか飲むくせに。いけるって、ぐいっと、ね、ぐいーっと」。
「でもちょっと生臭い」。
「え、血とかイケるのに」。
「うん、むり」。

その夜、リーは雑貨店からの帰り道とは別人のように落ち込んでいた。
「まあ、そう落ち込むなって」。
「私は牛乳が飲めない」。
「いや、そんなことくらいで」。
「そんなこと」。
「うん。飲めないものがあるやつなんていっぱいいるよ?」。
おれとしては慰めたつもりだったがリーは長いため息をついた。
「ギンは分かっていない。私が、ただ、牛乳を飲めないことを悲しんでいると思っているのだろう?」。
「違うの?」。
「私は牛乳を飲めなかったんじゃない。飲むことを楽しみにしていた夢のミルキーウェイを飲めなかったんだ」。
「いや、牛乳」。
「いいや、ミルキーウェイだ。もうこの話はしたくない。寝る」。
そう言うとリーはベッドにぽすっと倒れ込んで本当にそのまま眠ってしまった。
「かわい、…くないねえ」。
おっと、あぶない。つい本音と建前が混在するところだった。

おれはベッドに腰をおろしてしばらくその寝顔をつついたり、銀色の髪を束ねてつくった筆で円を描いたりしていたけれど、飽きて、そのまま一緒に眠ることにした。

なにが夢のミルキーウェイだ、そうつぶやきながらおれだけがさわれるプラチナブロンドで首を絞められて遊んだりした。

2+

【ネタ】おきにめせば

「好きだ」とか「愛してる」とかやたら言ってくるし公衆の面前だろうが構わずべたべたスキンシップしてくる吸血鬼にだんだんイライラしてきて「何でいつも軽々しくそんなこと言える(する)わけ?」ってブチ切れたら「だってお前たちはすぐ死ぬだろう。だからおれは言いたいときに言う。したいときにする」て言われていろいろ心境複雑になる男子高生が主人公のBLを読みたい。

寿命格差もえ!
遺す苦悩、遺される苦悩。

この時に男子高生の思考の焦点は次のふたつに絞られる。

・こいつはこれまでにもおれじゃない誰かに対して同じ事をしてきた(=唯一の存在としてのアイデンティティー喪失)
・そしておれもこいつより先に死ぬ(=連綿と続く交流史の一コマでしかない自分に対する焦燥や絶望感)

そして彼は何をされても感じなくなって吸血鬼に対しても冷たくなっていくけどそれはもともと芽生えてた初恋の裏返ったものを無理矢理延長してる類だから後から凄いのね、嫉妬とか歪んだ感情が。そしてなんとか自分が「最後のひとり」になりたいって考えて不死の男の殺し方を発見するために学者になるんだけど結局一生かかって見出せないのね。死の床で傍に寄り添う吸血鬼の昔と変わらぬ姿を見て、諦念とともに(もっとまっすぐ気持ちを伝えていればよかったのかな…)ていう一抹の後悔を抱えながら息をひきとる老人を見下ろす赤い瞳が優しい。

1+

【ネタ】絶世美人部下→ブサ専上司

美人といえば、こないだバスの中から、バス停でバス待ってる天使みたいな男性を見かけて三度見くらいしたんだけど美人突破して第一印象が「うわあ…かわいそう」だったから自分でも直後に「ん?」となったね。これまで美人みかけたときは大抵「いいなー」て感想だったのにそれが初めて「かわいそう」だからね。まず、その美男はハーフであった。これは間違いない。スーツにコート。そんで顔がめちゃくちゃ小さい。ポリンキーくらい。ブロンドゆるウェーブ(おそらく地毛ウェーブ)の前髪が、ピカピカ真っ白の額にかかってて、大人なのに少年みたいな、なんて言ったらいいのかなー、なんかもう二次元だった。そして私は思った。「うわあ…この世界で生きづらそうでかわいそう」。ちやほやされまくってベタベタされまくって天使扱いされて、だけどみんなほんとうはそれぞれ本当に大切なひとがいて、モテるでしょ?って言われ続けながら、付き合ったひとと半年もったことありません。みたいな顔してた。それは薄暗い中で佇んでいた姿を見たからかもしれなくて明るい場所で見たらどうしようもなくいけすかない野郎に過ぎなかったかもしれないけどその瞬間は間違いなく不憫でしかなくて、ブサ専の上司に片思いしてたら切ない設定おーらい?おーるあああい!となって私の頭のほうが先に二次元へ行った。いや、この上司は自分のことブサ専とは思ってないよ?ただ周りから見たら「部長の好みのタイプって…ぷぷ」ってちょっと笑いのネタになってる、みたいな。微妙なとこついてくるなあ、みたいなのがツボにはまるっぽい上司。部下からの信頼厚いです。できる男です。男らしいです。シャツの袖は腕まくりしてて、むしゃくしゃすると髪の毛ガガガ!ってかいちゃって、そんなところが女性社員に人気です。きゃいのきゃいの言われてる。本人無自覚。「おまえら架空の恋愛トークばっかしてねえでさっさと仕事終わらせて彼氏つくってこいよー」みたいな。セクハラぎりぎりだけど、許される人気。
で、同じ部署にいるのが例の、バス停の美男ね。
「クリス、クリス」
「栗栖です」
「なんだよ、音は同じだろ」
「今クリスって言ったでしょ。外人扱いしないでください」
「外人じゃねえか」
「ハーフです。見た目が外人ってだけで英語しゃべれませんから。何か用ですか?」
「ひっでえ言い草だな。俺はお前の?」
「上司です」
「わかってんならいいけどよ」
「A社の接待の件ですか?」
「お、さすがクリス。察しがいいねえ」
「栗栖です」
「先方からクリス同行しろって言われててよ」
「…」
「すげえ美人だからまた会いたいって。かなり気に入られてたよ、お前」
「…それ、もちろん仕事の話ですよね」
「おう。当たり前…おや、なんだあ?また臍曲げたか?…お前、おかしなやつだよなあ。美形って言われると機嫌悪くなるとか。いいじゃねえの、せっかく印象に残りやすい外見してんだから、武器にしとけば」
「…」
「クリス」
「…栗栖です」
「ま、安心しろ。俺はお前に惚れたりしねえからよ」
「…は?」
「俺はどっちかっつーと、もうちょい鼻が低くて、目が、ちまっとしてて、全体的にこう、ぽちゃん、としてるのが好みだからな」
「…語彙力」
「チワワよりパグ」
「…あなたの好みなんかどうだっていいです。ていうか、パグに迷惑ですよ」
「ははっ。だよなー。ま、とにかくそういうことだから。新規開拓、期待していますよ、栗栖くん。お店は別のに予約させといたから。もちろん俺も同行する」
「…はい」(地獄だ)

みたいな。日に日に憂いを帯びる栗栖。そんな栗栖の様子に胸をときめかせる女性社員。ときどき男性社員。そんなある日、酔っ払った部長を介抱するハメになった栗栖は、酔い過ぎて視界がぼやけた部長から、部長好みのブスに見間違えられて…?!俺は、視界が不鮮明なときだけ出会える恋人でしかないのか?☆新感覚☆視力とともに急降下するオフィス・ラブ・ストーリー!地上に舞い降りたスーツの天使・栗栖染太郎は、ブサ専上司を売れ残ったパグの如く完膚なきまでに堕とせるのか?!絶望の日々に終止符を打つべく
神の与えたもうた美貌をかなぐり捨てる決意をしたとき、待望のミラクルタイフーン上陸?五線譜に踊るヘクトパスカルのゆくえは、巻末袋とじをチェックメイト☆オレ!

ちなみに栗栖はその日の休憩時間、スマホでパグの写真あさりまくって、待受にした。この顔になれ、俺の顔この顔になれ、と念じるための待受。あるいは、悪戯っ子な部長にスマホ覗かれたとき「あっ、なんだお前パグ好きなの?俺も俺も!」から始まる会話に繋げるための。念には念を入れる、栗栖なのでした。「今日のわんこ」風に締めくくって、寝よう。

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