【雑記】さいきんの読書記録

ブログ分けるの面倒だからやっぱりこっちにまとめる。今週は5冊。

・『となりの脳世界』村田沙耶香/エッセイ
・『罪の声』塩田武士/小説
・『まなの本棚』芦田愛菜/エッセイ
・『犯罪小説集』吉田修一/小説
・『甘くて切ない』月村奎/BL小説

『となりの脳世界』村田沙耶香/エッセイ
作者の脳で世界を見たらこんなふうに見えるんだ、へえ〜興味深い、というエッセイ。視点や考え方がほんと作者らしくて、ああここからなら『コンビニ人間』も『マウス』もそれ以外のお話も生まれてくるよねって感じがした。「へー!」「そういう見方するんだ?」と思うことしきりで頭がやわらかくなる。読後はちょっと世界がちがって見える。しばらくするとまた元どおりになるけど。慣性の法則。

『罪の声』塩田武士/小説
母の部屋で見つけたカセットテープに入ってた子どもの声。それは、昭和最大の未解決事件で脅迫に使われた音声だった。しかもその声は、幼い頃の自分の声だった!っていう始まり方がワクワクするよ〜Hoo!「もしかして身内にあの事件の犯人がいたのか?」疑念を抱き情報を集め始める一般人&事件の真相を追う新聞記者。2つの視点から、完全時効を迎えた事件の全貌が徐々に明らかになっていく。グリコ・森永事件を極力史実どおりに書いたというこの小説。はらはらどきどきの展開はやがてゴールを迎え、“被害者”となった子どものその後が出てきて苦しい。

『まなの本棚』芦田愛菜/エッセイ
年間100冊読むという芦田愛菜ちゃんの本への愛が詰まった1冊。本当に好きなんだなあ、こんな天真爛漫に「本が好き!読書たのしい!」って言われると「たしかに」となったり「それに比べて私は」となったりする自分は面倒である。本は自分と世界をほどよく隔ててくれるものだと思ってたけど、彼女ははっきりと「コミュニケーションツールです」と断言。まじか。新鮮。思ったことない(空虚)。あと裏表紙の図書館?書店?は床がメッシュになってるから下からスカートの中見えちゃうのでは?と心配になった(余計)。

『犯罪小説集』吉田修一/小説(短編集)
とある田舎で少女が消息を絶ち、犯人不明のまま十年が過ぎ…。あらすじを読んで楽しそうと思って買ってみたのだが、うーん?どのお話もあまりすっきりしないというか「えっ、ここで終わるの?」みたいな、ぷつっと切れた感じがする。うまく言えないが消化不良。そういえば作者の他の小説も「うーん?」で終わったことがあったな。合わないのかな。秋に映画化らしい。映画になったら分かるかもな。なんかよくわからない。犯罪系のお話に対しては、スカッとした終わり方を求めてるんだと思う、自分が。なんとなく。

『甘くて切ない』月村奎/BL小説
初めて読んだ作家さんだったけど、自分たぶん他のも好きそう。人気作家×メガネ屋店員。店員は、ある日お店に来た男性に自分の眼鏡を貸すことに。後日、お礼に来てくれた男性は自分の大好きな作家でー。という話。どちらも家族間で問題を抱えてるんだけど、お互いと出会ったことで前向きな解決の道をみつけていく。恋愛要素だけでなくて人間関係や幸せとは?といった部分も丁寧に書かれててよかった。読みやすいし、ほのぼのした。作家が「ショッピングモールみたいな小説を書きたい」って言ったくだり、この本の作家さんの声が反映されているんだろうな〜(たぶん)ってそういうの探すのも面白い。どこかに滲むはずだから。個人的に攻めが受けのこと「かわいい」「はあ、かわいい」みたいに思わず呟いちゃうやつが好き。兄弟で受けを取り合うみたい構図(恋愛がらみでなく)もほのぼのする。